だんだんとプロデューサーとも距離が近くなり、
(毎回飲みに連れ出され・・連れて行ってくださるからそりゃあ近くもなる)
怖い存在であるのは変わりないけど、さすがにだんだん慣れてくる。
このおじさんたちは、深夜1時から打ち合わせを始めたり、
そのまま翌朝10時になったら
「あ、じゃあ俺スタジオ立ち会ってくるわ」と言い残すと
そのままテレビ局へ向かったり、
かと思ったら、
「今日のスタジオの出演者と飲みにいくから戻り3時くらいかな?それまでに台本刷っておいて」
という電話がかかってきたり、
え、この人いったいいつ寝てんの!?
って思わされる50歳前後のおっさんたちがたくさんはびこっている業界なのだ。
前々から薄々(というか、ひしひしと)感じてたけど、
やっぱこの業界のおっさんたち頭おかしいよなぁと改めて思い、
ある日の飲みの席で
〇〇Pさん、頭おかしいですよね?
と
本人に単刀直入に聞いてみた。(この質問もだいぶ頭おかしいけど)
なんて言われたと思いますか?
P「おかしくないわけがないだろ」
即答。
そして、
P「俺は頭おかしいよ」
自己分析も終わっていらっしゃった・・・!
分かってたんですね!
↑かなり失礼
P「世の中の一般的な大人たちは、仕事の業績のことや会社運営のこと、家族のこととかを 考えている間に、俺たちは「どうすれば他人を笑わせられるか」をひたすら考えているんだぞ。毎日「あ、これネタになる」とか考えて生きてるんだから、頭おかしくないわけないだろ!」
すんませんでした、なんかもう、通り越してかっこいいです。
P「だからこの業界の離婚率が高いのは仕方ないんだよ。家庭が疎かになる。俺も離婚した。娘にも会わせてもらえない。」
いや、そこは知りませんよ。本人のせいっすよ、それは。
そう、もはやこの人たちは、真の職人なんだと思いました。
そして、何かに一生懸命になれる大人は、素直にかっこいいと感じました。
・・そして、頭のおかしい人の集まりであるということは、ここで確証されたのでした。
ちなみにこのプロデューサーは、奥さんに探偵をつけられ、局アナと浮気していたのがバレたらしい。
P「叩きつけられた写真がな、よく撮れてるんだよ。俺と浮気相手が2人で歩いてて、背景のネオン街が良い感じにボケてて、2人によくフォーカスが合わさってて、ドラマのワンシーンみたいでよ。」
いや、そこじゃないでしょ。
P「俺思わず、『おお、いいアングルだな!』って言っちゃったんだよな。そしたら嫁に殴られたんだよ。酷いよな。」
おめぇがひでぇよ!!
・・・なんて、ここまで激しくはツッコめなかったけど、
ほんと、面白い人たちが集まってる世界だよね。
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