テレビのディレクター、プロデューサーなんて風変りな人が多いけど、
てか風変りな人しかいないといっても過言ではないんだけど、
私が丸2年間、直属でついてたディレクター(兼プロデューサー)も、かなりのツワモノだった。
まず、私は海外が好きで、ロケで海外に行ける番組をずっと希望していた。
しかし私の勤めていた会社はバラエティー番組が多く、
私の希望していたのは、世界の絶景を旅するコンセプトの番組がひとつあるだけだった。
しかもその番組は
プロデューサー兼ディレクター1名
ディレクター1名
AD1名
の計3名という少人数で担っている番組だったから、入れる隙がなかった。
私が2年勤めて、「そろそろ転職しようかなー」なんて思ってたある日、
その番組のADの子が辞めるという話になり、
運よく、その世界の絶景を撮る番組のADに就任。わーい!
しかし、
私の前任者のADが1年半くらい続けていたのだが、
それが最長記録らしく、
その番組についたADがどんどん辞めていく、
という話は聞いてから不安はあった。
このプロデューサー兼ディレクターがかなりのくせ者、という話も聞いていたから、
「なんとか上手くやり過ごして、海外に行きまくろう。」
そんな風に考えていた。
が、それはそんなに甘くないことをすぐに思い知ることになる。
つづく
コメント