わるいあね

コミック

表紙絵が綺麗なので読んでみようと思い、無料版から一気に読んでしまった作品。

「7年前、高3の頃、私は実の弟を誘拐した。」

から始まる、意味深な物語。

憎み系か恋慕系かどっちだろうと思ったのですが、恋慕系だったな。

恋慕系とか綺麗な言葉でまとめていいのかもわからない、人間の感情のどろどろした部分が交錯するストーリー。

姉の日向子には、双子の瑞樹と夏樹という弟妹がいる。

現在は社会人になっている日向子の元に、大学生になった夏樹が会いにくるところから物語は動き出す。

こっそり会いにきたはずが、同じく大学生になった妹の瑞樹も登場し、日向子のことを「実の弟に手を出した女」と罵る。

夏樹は「また会いにくる」と言って去っていくが、果たして二人は・・・・?

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全巻通してずっとダークネスな雰囲気の漫画だった。

髪色も姉と双子で違うし、実は血の繋がってなくてハッピーエンド(僕妹的な、片親は一緒だけど)説もあるのかなとか思っていただが・・・そんなオチではなかった。

母親が7年前の姉が弟を誘拐したことに関し、「日向子に向き合うときが来たようね、私も、あなたも・・・」と瑞樹に語り掛けているシーンがあり、それで僕妹の双子の母親と何か被っちゃったのよね。

だけど、その「向き合う」は「実は違う親から生まれたのよ」とか、全然そんなんじゃなかった。

姉のこと散々ボロクソに言っておいて、すべての事の発端はお前だったんかい!!と瑞樹には言いたい。

あと日向子の彼氏として登場してくる滝沢は本当に嫌い。

人間社会の暗さと人の感情の汚い部分と少しのエロを感じるのにはおすすめの作品。

まずはシーモアやe-book、Renta!から立ち読みできます。

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