プロデューサーとディレクターの違いは?
よく、
プロデューサーとディレクターってどっちが偉いの?
何が違うの?
とか聞かれることがあるんだけど、
簡単に言うと
プロデューサーが予算管理とか最終的な決定権を色々持っていて(まぁ一番偉い人かな?)
ディレクターは実際に現場で映像を作ってる人ってイメージかな?(撮影したり編集したり)。
だからこそ、ディレクターが繋いだ映像はプロデューサーに見せて(これをプレビューという)、「これでいいですかね?」とお伺いを立てないといけないんだけど、まぁこのプレビューが荒れるわけですよ。30分程度の番組でも罵声が飛び交い5時間以上プレビューが続くこともザラにある。
てかもう、だいたい40~50歳前後のおっさんたちなのに、夜中に5時間も連続で声を荒げ続けてるのは本当に恐れ入る。どこからそのエネルギー湧いてくるの?化け物なの?ってずっと思ってた。
化け物なのかな?
おっさんがおっさんに理不尽に怒られる
そんなこんなで、私がADになって最初に立ち会ったプレビューで、
「お前!こんな面白くないもん繋いでくんなよ!どう考えてもこのシーンはいらないだろ!!」って物凄い勢いでディレクターがプロデューサーに怒られていて、「直してこい!!また明日プレビューするからな!」ってPが出ていき、終了。
当時51歳のPと43歳くらいのDだったけど、ディレクターが結構落ち込んでて、徹夜で、訂正しろと言われたシーンをカットして、また翌日のプレビューに持っていった。
そしたら、プロデューサーがめちゃくちゃぶちギレて、なんでキレたかというと、
「お前は俺がカットしろっていったらカットすんのか!?お前には「ここは絶対視聴者に見せたいんだ!!」って意思はないのか!?言われたまま切りやがって!ディレクターとしてのプライドはないのか!!」って。
えええええええええー!!?
嘘だろ!理不尽すぎだろ!
まじか!テレビ業界てこんななんだ!
自分は無理かもしれない!
って、最初に思った瞬間だったよね。
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