彼はそんなこんなで行ったアルゼンチンロケ。
私は中学1年生のときに、北海道の小中学生に向けたUHBのイベント「少年の船」でグアムとサイパンへ行き、大学の卒業旅行でヨーロッパ(イタリア、ドイツ、オーストリア、オランダ)に行ったことはあったが、南米とか、そういう、日本人からするとオーソドックスじゃない国(バックパッカーが好んで行きそうな国)に行くのは初めてだった。
最初にブエノスアイレスに着いたときに、当たり前だけど肌の色や髪の色、服装もバラバラな人たちが行きかっていて、自分のその中の一人なんだ、これが“世界”なんだ、ってことにテンションが上がった。
少年の船は子供たち500人で船に乗って行くため、船内は日本の学校みたいなもんだし、現地に着いてからもグループ行動だったのでそんな空気感に触れることもなかったし、卒業旅行も学生限定のツアーに友人と2人で申し込んで行ったので、わりと安心して行っていたふしはあった。
今回は友達がいないし、なんなら得体の知れないおじさん(上司)と2人きりだし、命に代えても守れと言われていたものもあったため(100万以上するカメラ×2と100万近くする三脚)、緊張感も全然違った。
しばらくすると、コーディネーターさんと言われる、通訳兼ロケ先の案内をしてくれるプロの人が迎えにきてくれた。
「ブエノスディアス~」
そんな挨拶をかわしつつ、海外っぽいなと思って更にテンションが上がる。
とりあえず初の海外ロケのはじまりです。
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